精油の香りを7つに分類
アロマテラピーで利用する精油の種類は、なんと約200種類もあります。
これほどたくさんあるので、この中から一体どうやって使いたい精油を選べばよいのか、また、ブレンドするならどれとどれを組み合わせるのが効果的なのか分からない、と思われるかもしれません。
そのため、精油の種類は香りの特徴に従って次の7つのタイプに分けられています。この中から、自分が必要としている種類を選んだり、相性の良いものをブレンドしていけばよいのです。
爽快感がありながら、ほろ苦さを感じさせる香り。
アンゼリカ、クラリセージ、タイム、タラゴン、バジル、フェンネル、ペパーミント、マジョラム、ローズマリーなど。
グレープフルーツやオレンジなどの柑橘類の香り。
オレンジ、グレープフルーツ、ベルガモット、レモン、レモングラス、レモンバームなど。
甘くて優しい花の香り。
ジャーマンカモミール、ジャスミン、ゼラニウム、ネロリ、ラベンダー、ローズなど。
魅惑的な雰囲気が漂う甘い香り。
イランイラン、サンダルウッド、パチュリ、ベチバーなど。
樹脂から抽出される重厚で甘い香りで、香りが長続きするのが特徴。
ベンゾイン、フランキンセンス、ミルラなど。
料理で使われる香辛料の香りをやわらかくしたような香り。
コリアンダー、シナモン、ジンジャー、ブラックペッパー、ローレルなど。
森林浴を連想させる、清々しく深みのある木の香り。
サイプレス、ジュニパー、ティートリー、ヒノキ、ユーカリ、ローズウッドなど。
精油の相性
各精油のタイプにはそれぞれ相性があり、ブレンドする際に気を付けることで調和のとれた香りや相乗効果を発揮させることができます。
もちろん、好みは人それぞれなので試行錯誤して自分なりのブレンドを見つけることも可能ですが、主な組み合わせは次の2通りになります。
同じ系統の香りをブレンド
フローラル系のローズとラベンダー、柑橘系のオレンジとグレープフルーツなど、同じグループでは共通の香り要素があるため混ぜると馴染みます。
異なる系統の香りをブレンド
一般的には、ハーブ系&柑橘系、柑橘系&フローラル系、フローラル系&エキゾチック系、エキゾチック系&樹脂系、樹脂系&スパイス系、スパイス系&樹木系、樹木系&ハーブ系の組み合わせが相性が良いとされています。
つまり、下図の隣同士の種類が相性が良いということになります。