【学 名】 | Jasminum officinate |
【分 類】 | モクセイ科・ソケイ属 |
【別 名】 | ソケイ・ツルマツリ |
【種 類】 | 蔓性常緑低木 |
【草 丈】 | 1m |
【原産地】 | インド |
ジャスミンの特徴
香水やジャスミン茶の原料
ジャスミンティーは中華料理でよく出てくるだけでなく、最近ではコンビニでも販売されるようになってくるほど一般的なものとなってきました。
花の香りは強く、近くを通るだけですぐにジャスミンと分かるほどです。
ジャスミンは、高さ約1mで茎は蔓上に伸び、無毛で濃い緑の葉を波状に付け、細い筒状の小さな白い花を細かくたくさん咲かせます。
近緑種に、弱い耐寒性の大輪ジャスミン(Jasminum grandiforum)、黄花のものにはキバナジャスミン(Jasminum odoratissimum)があります。
ジャスミンの精油成分はベンジルアセテート、リナロール、インドール、ジャスモンなどで、花からジャスミン精油を採って香料原料にします。精油はアンフラージュ法か石油エータル抽出法によって得られます。
ジャスミン精油の産地はフランス南部ですが、北アフリカその他近辺に適地を探して栽培地を広げています。
花の最盛期は8月の中・下旬で太陽が高く上がらないうちに摘み取ります。
ある香料の専門家は、「香りについては世界中でバラとジャスミンが最も好まれている。バラが女性用に、男性用にはジャスミンが多く使われている。また、名の通った香水にはほとんどジャスミンが配合されており、よいジャスミンがなければ調合ができないといっても過言ではない」、という意味のことを書いています。
ジャスミンの育て方
栽培は日当たりのよい場所が最適
日当たりのよい場所が最適です。
キバナジャスミン、ハゴロモジャスミンなどの半耐寒性の種類は霜や風の当たらない屋外であれば大丈夫ですが、耐寒性のないものは冬は室内で育てるようにします。
繁殖は、初夏に挿し木をします。勢いのよい枝を2節分切り、上方は葉を半分取り下方は節から2、3cm下を斜めに切り取って、湿らせた赤玉土に挿します。
ジャスミンの仲間
マツリカ(J.sambac) | ハゴロモジャスミン |
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つる性低木で、半八重のものとバラ花状のものがあります。甘い香りがありハワイではレイ(花の首飾り)にされます。 台湾や中国では半八重の蕾を乾燥させてお茶に混ぜ、ジャスミン茶とします。鉢物も作られていますが、冬は室内で保護します。 | 中国南部原産のつる性低木。種小名のポリアンツムは”多花性の”という意味で、白色芳香花がびっしりつきます。 鉢物として早春花屋さんで見かけます。春、鉢物で出ているのは温室栽培のものですが、やや耐寒性があり花期は初夏です。 |