【学 名】 | Achillea millefolium |
【分 類】 | キク科・ノコギリソウ属 |
【別 名】 | ミルフォイル・ノコギリソウ |
【種 類】 | 多年草 |
【草 丈】 | 50~100cm |
【原産地】 | ヨーロッパ |
【精油成分】 | タンニン、カマズレン |
ヤロウの特徴
英雄アキレスが使用
ヤロウの学名Achilleaは英雄アキレスからで、彼がこの草で部下の兵士たちの傷を治したことから、切り傷に効く薬草とされ、多くの兵士たちの傷を癒しました。
ヤロウの主要成分はタンニンで、カモミールと同じカマズレンも含み、止血、解熱、殺菌、健胃作用などがあるとされます。
今日ではもっぱら観賞用
日本には、8種類のヤロウが自生するほか、北半球に約100種が分布し、その葉の形からノコギリソウと呼ばれています。
今日ではもっぱら観賞用ですが、時に花と葉を乾かしたものがポプリや押し花に使われています。
ヤロウの育て方
よく増える丈夫なハーブ
寒さにも暑さにも強く、よく増える丈夫なハーブです。早春は生育が旺盛なので、元肥を施して十分に成長させるようにします。
花が咲くと葉が硬くなるので、葉を利用する場合は開花前に花を刈り取り、開花直後に収穫をかねて株元で切り戻しをすれば、再び花を付けます。
共生
根から出る分泌液はそばに生えている植物の病気を治す力があり、また、テントウムシなどの益虫も呼び寄せてくれます。