ヤロウ Yarrow ~植物の病気を治し、益虫も呼び寄せます~

利用部分葉花茎
利用法ハーブティー美容健康染料アロマテラピー混植
【学 名】Achillea millefolium
【分 類】キク科・ノコギリソウ属
【別 名】ミルフォイル・ノコギリソウ
【種 類】多年草
【草 丈】50~100cm
【原産地】ヨーロッパ
【精油成分】タンニン、カマズレン
  • ヤロウ1
  • ヤロウ2
  • ヤロウ3

ヤロウの特徴

英雄アキレスが使用

ヤロウ写真ヤロウの学名Achilleaは英雄アキレスからで、彼がこの草で部下の兵士たちの傷を治したことから、切り傷に効く薬草とされ、多くの兵士たちの傷を癒しました。

ヤロウの主要成分はタンニンで、カモミールと同じカマズレンも含み、止血、解熱、殺菌、健胃作用などがあるとされます。

今日ではもっぱら観賞用

ヤロウ写真日本には、8種類のヤロウが自生するほか、北半球に約100種が分布し、その葉の形からノコギリソウと呼ばれています。

今日ではもっぱら観賞用ですが、時に花と葉を乾かしたものがポプリや押し花に使われています。

ヤロウの育て方

ヤロウ年間表

よく増える丈夫なハーブ

寒さにも暑さにも強く、よく増える丈夫なハーブです。早春は生育が旺盛なので、元肥を施して十分に成長させるようにします。

花が咲くと葉が硬くなるので、葉を利用する場合は開花前に花を刈り取り、開花直後に収穫をかねて株元で切り戻しをすれば、再び花を付けます。

共生

根から出る分泌液はそばに生えている植物の病気を治す力があり、また、テントウムシなどの益虫も呼び寄せてくれます

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