チコリ Chicory ~花や若葉はサラダに、根は飲み物に~

利用部分葉花根
利用法ハーブティー料理美容健康
【学 名】Cichorium intybus
【分 類】キク科・キクニガナ属
【別 名】サッカリー キクニガナ
【種 類】多年草
【草 丈】100~150cm
【原産地】ヨーロッパ・西アジア・北アフリカ
  • チコリ1
  • チコリ2
  • チコリ3

チコリの特徴

薄青色のデイジーのような一日花

チコリ写真チコリはヨーロッパ原産の太い直根のある多年草で、高さ1~1.5mになります。

葉は大きく楕円形化長円形で切れ込みがあります。
5~6月に太い花茎をのばして、葉腋に頭状花をつけます。

花は薄青色のデイジーのような花で、次々と咲きます。朝開いて午後に閉じる一日花です。

野菜としてサラダに

チコリを使ったイタリア料理前菜花や若葉はサラダに利用します。青色染料植物でもあります。

晩秋に、葉を落とした根株を深い容器に詰めて10℃の暗いところに置くと1ヶ月ほどでは画球状に重なってまとまりますので、それを野菜として利用します(軟白栽培)。

チコリは、欧米では野菜として利用されています。

根はコーヒーとして

チコリ写真 タンポポと同様に、刻んだ根をいぶって、コーヒーのように飲みます。チコリはタンポポコーヒーよりマイルドな味がします。

成分はイヌリンと苦味質で、この根を乾燥したものをチコリー根と言って食欲増進剤としました。利尿、消炎、肝臓強壮の効果があり、リューマチや痛風、便秘の“特効薬”としてよく知られています。

イヌリンは天然のインスリンと呼ばれていて、血糖値を下げたり糖尿病の改善に効果があると言われています。

チコリの育て方

チコリ年間表

栄養豊富なアルカリ性の土で栽培

苗の出回る時期は9~10月で、よく日のあたる場所を好んで育ちます。水はけのよい、栄養豊富なアルカリ性の土が適しています。

背丈が大きくなったら倒れないように支柱を立てます。こぼれた種からもよく発芽し、根の一部を切り取って埋めておけば芽をふいてきます。

根の利用は2年目以降のものを

根は直根でよく太るので、植え場所の土は、深く耕しておきます

根は2年目以降のものを掘り上げます

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