【学 名】 | Perilla frutescens |
【分 類】 | シソ科・シソ属 |
【別 名】 | 大葉(オオバ)、ペリルラ |
【種 類】 | 一年草 |
【草 丈】 | 60~100cm |
【原産地】 | 中国・日本 |
シソ(紫蘇)の特徴
日本のハーブの代表格
シソは、料理の薬味として広く利用されている日本のハーブの代表格です。
大葉と呼ばれる青ジソと、梅干などの漬物の着色に使われる赤ジソ、細かいしわの入ったチリメンジソ(Perilla frutenscens crispa)もあります。
葉には食欲増進や殺菌の効果があるため刺身のつまにピッタリで、芽や花穂、実も薬味や佃煮などに利用されます。
カロテンやカリウム。カルシウム、鉄などのミネラル分も多く含まれています。
赤ジソと青ジソ
漢方では、葉を紫蘇葉、種子は紫蘇子と言い、発汗(感冒)や利尿、鎮痛剤として用います。
広い意味でのハーブ的な用途としては、梅干用を筆頭に、漬物や菓子の着色、着香料として用いられる赤ジソと、生魚を多く使う日本料理などに欠かせない青ジソの2系統が一般的です。
日本では、10世紀始めの『延喜式』にシソがすでに「栽培されている」との記載があります。
シソ(紫蘇)の育て方
成長点を摘めば収穫量がどんどん増える
よく日のあたる場所から、明るい日陰となる場所でよく育ちます。
霜が降りなくなったころに種子をまきますが、種は堅くそのままでは発芽しにくいので、一昼夜水に漬けてから土をかぶせないようにしてまきます。
本葉が2~4枚になったら間引いて、6~8枚のころ有機質の多い土に定植します。本葉は、10枚ぐらいのときに摘心して腋芽を出させると、こんもり繁り収穫量が多くなります。また、夏も葉を必要に応じて摘みます。
成長点を摘めば、脇芽がどんどん伸びてきて新しい葉を次々と収穫でき、その後花穂を摘むことができます。花穂を収穫せずに実を成熟させると、実シソとして利用できます。
このように、芽から葉、穂まで全草利用できるので1度植えると重宝します。
混植は避ける
青ジソと赤ジソを一緒に植えると、交雑してそれぞれの特性を失った種子ができてしまうので、できるだけ離して育てます。
これは、同じシソ科であるバジルとの混植でも同様なので注意が必要です。