【学 名】 | Tilia cordata |
【分 類】 | シナノキ科・シナノキ属 |
【別 名】 | 西洋菩提樹・ライムフラワー |
【種 類】 | 落葉高木 |
【草 丈】 | 10~40m |
【原産地】 | ヨーロッパ |
リンデンの特徴
リンデンという呼び名はドイツ語で、英語ではライム、フランス語でティエールと呼ばれ、薬草として昔から親しまれてきたハーブです。
和名では、菩提樹として知られています。
南フランスの山間の村ヴ・レ・バロニーでは、年に一度、7月の上旬にフランス中から薬草商が集まるプロヴァンスのティユール(リンデン)市が開催されています。
リンデンの若い木の幹は滑らかで、葉はハート型で小さいく細かな鋸歯縁があります。甘い芳香がある、クリーム色の小さな花を下向きにたくさん咲かせ、やがて球状の実をつけます。
近縁種にはブロードリーブドライム(ナツボダイジュ)などがあります。
リンデンティーはリラックス効果
リンデンの花のハーブティーは、神経をリラックスさせ、消化を助けます。
デリケートなやわらかい味と香りを持っており、他のハーブとのミックスも容易なのがリンデンの特徴で、おいしいティーができます。
また、美白効果があるので化粧水や洗顔に利用できるほか、発汗や利尿、去痰、鎮静、血圧効果、鎮攣、消化促進などの作用があります。
リンデンのバスハーブは肌をつややかにしリラックスさせるため、ヨーロッパでは赤ちゃんの産湯にも使われました。
リンデンの育て方
苗木から育てる
春に箱撒きしますが、時間がかかるので苗木を購入した方が良いでしょう。花が開花したらすぐに花と苞を摘み、乾燥させて保存します。
しかし、何といっても木ですから栽培スペースには注意しましょう。