【学 名】 | Carum Petroselinum |
【分 類】 | セリ科・オランダゼリ属 |
【別 名】 | オランダゼリ |
【種 類】 | 2年草 |
【草 丈】 | 30~70cm |
【原産地】 | ヨーロッパ南東部・西アジア |
【精油成分】 | ピネン、アピオール |
イタリアンパセリの特徴
古代ギリシャでは医薬用
パセリは、古代ギリシャ人に尊ばれていました。当時パセリは主として医薬用に用いられ、ホメロスの詩によれば、軍馬に与える餌でもありました。
和名は、オランダから伝えられたセリの意味です。
イタリアンパセリを食卓にのせるようになったのはローマ帝国の人々で、宴会の際にはこのハーブのガーランドを飾りました。
普通のパセリのようなちぢれ葉でなく、やや大型の細長く裂けた葉にはやさしい芳香があります。
サラダやスープ、パスタにも
生でサラダに散らしたり、ハーブバター、ハーブオイルを作り、スープやパスタに利用します。どの品種もビタミン、ミネラル、防腐作用のあるクロロフィルが豊富です。
乾燥、冷凍保存ができるので、たくさん収穫して、ストックしておくと便利です。
また、必要の都度切り取って使うようにすれば年中緑色の葉が収穫できて便利です。
イタリアンパセリの育て方
半耐寒性の二年草
日当たりのよい場所を好んで育ち、水はけがよく有機質を多く含んだ栄養豊富な土が適しています。
パセリは半耐寒性の二年草で種を撒いてから2年で枯れてしまうため、 種子を撒くのは春がよいでしょう。パセリの種は発芽に光が必要(好光性種子)なので、種を撒いたあと土は薄くかぶせるくらいにしてください。
苗が育ってきたら、1、2度植え替えをして株間30cmくらいに離して定植します。もし秋にまく場合は、夏の終わりごろにまくようにします。
遅くなってから蒔いてしまうと、株が大きく成長する前に花芽分化して利用に適さなくなってしまいます。また、収穫は、葉が10枚以上になってから行います。
水を切らさないように注意
乾燥に弱く、夏の高温期には土が乾いて葉が黄色くなってしまうことがありますので、水を切らさないように注意しましょう。
植え付け予定地には、あらかじめ堆肥か腐葉土を十分に入れて、保湿性を保っておくのがよいでしょう。
成育中に土が半渇きになったら、十分に水をあげるようにします。