苗が多すぎると、かえって成長を阻害します
種子をまいて1~2週間すると、早いものでは芽が出てくるのですが、苗が多すぎるとかえって成長を阻害してしまうので、双葉になったころに1回目の間引きを行いましょう。
せっかく出てきた芽を間引いてしまうのはなんだかもったいない気がするかもしれませんが、ここで博愛精神を出してしまうとかえって本来他の芽の成長を阻害してしまいます。
間引きによって込みあった芽を抜くことが、残った芽を太く大きく丈夫に育てることにつながりますので思い切って間引きしてください。
なお、シソの場合、間引いた芽はそのまま芽シソとして薬味に利用できます。
間引きの方法と場所
数回に分けて間引きする
種まき後に発芽した株は、まとまっているため風が吹いてもお互いが支えあうので生長しやすいのですが、大きくなってくると今度は栄養を奪い合ったり風通しが悪く病気になりやすくなってしまうので、間引きしていきます。
1回目の間引きは、小さく奇形であったり生長点がないものにして、芽の間隔を数センチくらいにして、1か所1本残します。
2回目の間引きは、本葉が3~4枚のころにします。
葉に触れてみて本来の香りがしないようなものや、茎が細かったり葉に虫食いのある苗を間引き、間隔を前後左右が10センチ前後にします。
間引きのつど、土寄せをして苗の根元のぐらつきを防いでください。
また、ポットまきの場合は最終的に1株残るよう間引いていきますが、株の大きさによっては1回目の間引きで1株にしてしまっても大丈夫です。