【学 名】 | Cichorium intybus |
【分 類】 | キク科・キクニガナ属 |
【別 名】 | サッカリー キクニガナ |
【種 類】 | 多年草 |
【草 丈】 | 100~150cm |
【原産地】 | ヨーロッパ・西アジア・北アフリカ |
チコリの特徴
薄青色のデイジーのような一日花
チコリはヨーロッパ原産の太い直根のある多年草で、高さ1~1.5mになります。
葉は大きく楕円形化長円形で切れ込みがあります。
5~6月に太い花茎をのばして、葉腋に頭状花をつけます。
花は薄青色のデイジーのような花で、次々と咲きます。朝開いて午後に閉じる一日花です。
野菜としてサラダに
花や若葉はサラダに利用します。青色染料植物でもあります。
晩秋に、葉を落とした根株を深い容器に詰めて10℃の暗いところに置くと1ヶ月ほどでは画球状に重なってまとまりますので、それを野菜として利用します(軟白栽培)。
チコリは、欧米では野菜として利用されています。
根はコーヒーとして
タンポポと同様に、刻んだ根をいぶって、コーヒーのように飲みます。チコリはタンポポコーヒーよりマイルドな味がします。
成分はイヌリンと苦味質で、この根を乾燥したものをチコリー根と言って食欲増進剤としました。利尿、消炎、肝臓強壮の効果があり、リューマチや痛風、便秘の“特効薬”としてよく知られています。
イヌリンは天然のインスリンと呼ばれていて、血糖値を下げたり糖尿病の改善に効果があると言われています。
チコリの育て方
栄養豊富なアルカリ性の土で栽培
苗の出回る時期は9~10月で、よく日のあたる場所を好んで育ちます。水はけのよい、栄養豊富なアルカリ性の土が適しています。
背丈が大きくなったら倒れないように支柱を立てます。こぼれた種からもよく発芽し、根の一部を切り取って埋めておけば芽をふいてきます。
根の利用は2年目以降のものを
根は直根でよく太るので、植え場所の土は、深く耕しておきます。
根は2年目以降のものを掘り上げます。