【学 名】 | Tanacetum vulgare |
【分 類】 | キク科・ヨモギギク属 |
【別 名】 | バチェラーズボタン・ジンジャープランツ・ビターボタン |
【種 類】 | 多年草 |
【草 丈】 | 1~1.2m |
【原産地】 | ヨーロッパ・アジア |
タンジーの特徴
独特の香りには防虫効果が
タンジーは、強い匂いと羽状に深く切れ込んだ葉、黄色の目立つ頭状花が特徴で、英名ではジンジャープランツ、ビターボタン、センティッドファーンなど色々と呼ばれています。
独特の香りには防虫効果があるため、昔は茎葉を体内寄生虫の駆除剤にし、健胃・食欲増進剤にされました。
畳やカーペットの下に入れておくと、防虫効果がありますし、犬小屋やペットの敷物、クッションの防虫にも役立ちます。
栄養素も多く含むので、果樹園に植えると土を肥やし、害虫を防ぎます。
現在では食用には使わない
タンジーは、中世には一般的な薬味草としてよく使われていました。
しかし、現在では食用には使わず、葉や花を楽しみ、染色、ドライフラワー、ポプリの材料にされています。
これは、タンジーには弱い毒性があって、食用にはできないことがわかってきたからです。特に妊娠中の方は服用しないでください。
タンジーは食用にはできない
タンジーの育て方
株間をあけて植える
種をまく時期は春・秋、挿し木や株分けもできます。
成長して根が込みあうと夏の蒸し暑さに弱くなるため、株間をあけて植えつけます。
成長が旺盛になるのは春からなので、早春には施肥を忘れずに施し、追肥は2~3カ月おきに与えます。
防虫効果
タンジーの強い香りには防虫効果があり栄養素も多く含むので、果樹園に植えると土を肥やし、害虫を防ぎます。
花や葉を茎ごと戸口に吊るして虫除けにしたり、サシェに詰めて衣類の防虫に使ったりもできます。