【学 名】 | Santolina chamacyparissus |
【分 類】 | キク科・ワタスギギク属 |
【別 名】 | コットンラベンダー |
【種 類】 | 常緑小低木 |
【草 丈】 | 30~50cm |
【原産地】 | 地中海沿岸 |
サントリナの特徴
全草が香るデイジーの仲間
サントリナは通称コットンラベンダーと言いますが、ラベンダーではなくデイジーの仲間です。
全草が香り高く、何百年も昔から地中海地方では、空気をさわやかにするハーブとして使われてきました。
16世紀、フランスのユグノー教徒がサントリナをイギリスに持ち込み、イギリスではポピュラーなノットガーデンを造りだしました。
サントリナの葉は長さ2cmくらい、多肉性、線形で深く切れ込み、色は灰緑または銀緑色です。5、6月に各枝先から長い花梗を出してキクに似た強い香りの黄色の花を付けます。
防虫効果があるので、ドライハーブにして小さな袋に詰めて箪笥や引き出しに入れたり、リースにして使います。
衣類の防虫やポプリに
サントリナを、ローズマリーやラベンダーなどと混ぜて衣類の防虫に利用します。
よい香りがするので、ポプリなどにも好適です。
サントリナの育て方
水の与えすぎに注意
日当たりが良く、乾燥してあまり肥沃でない土を好みますが、夏の高温多湿には弱いので水の与えすぎに注意し、乾燥気味に育てます。
繁殖は、実生か挿し木によります。耐寒性はありますが、高冷地では簡単な保護が必要です。サントリナの葉は一年中摘み取ることができ、束ねて乾燥させて保存します。
品種
サントリナ | ランブロックシルバー | サントリナ・ビレンス |
---|---|---|
小さなギザギザのあるシルバー葉、黄色のボタン様の花。高さ50cm。 | サントリナの改良種。肉質でホワイトシルバー色。 | 糸のような緑色の葉、黄色の花。 香りは弱い。 |